遺言書の偽造

遺言書の偽造は実際にあると言います。案外みなさんもひょっとしたら簡単に出来るのではと思っていたりするものではないでしょうか。本人以外の誰かがなりすまして遺言を偽造するというケースもあるようですし、 認知症の人間をだまして本人の筆跡で書かせるという偽造もあります。

本人以外の誰かがなりすましという場合には、筆跡鑑定を行います。遺言が他人によって書かれたことが証明されていかなければなりません。認知症の場合では、遺言が作成された当時、認知症であったということが、医師の診断書などで証明されればいいのです。遺言は、家庭裁判所で、検認というものを受け、 その遺言が本人の筆跡で書かれたものであるかどうかを確認をします。

そこでは、遺言以外の手紙、申請書に書かれた名前と言った筆跡より、遺言に書かれた筆跡とを比較をして、同一人物かということを判定して行く作業を行って行きます。機械などを使用して、検認が行われると言うことでなく、偽造を防止するためには、しっかり家庭裁判所の担当が目で判定を行って行きます。しかし、100%完全かと言えば、信用出来ないのも人間の目であり、家庭裁判所の担当の目をスルー出来れば、偽造の遺言も本物の遺言と言うことになってしまう訳です。

このとき、遺言が偽物とすれば、遺言無効確認の調停を申請することになります。調停でも遺言無効の調書が作成されないケースはあります。そのような場合は、 次には遺言無効確認の訴えを起こします。偽造についてもう少しお話ししましょう。